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装備不十分、作業員が 汚染水にぬれる=東電「問題ない」-福島第1(時事) じゃあ自分も浴びれば?

2011-09-02 15:51:48

東京電力福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は1日、キュリオン社のセシウム吸着装置で男性作業員が使用済み吸着塔を仮保管する作業中、放射能汚染水で体をぬらしたと発表した。作業後に拭き取った結果、内部被ばくはなく、外部被ばく量は0.89ミリシーベルトだった。
保安院によると、作業員はぬれることが想定される作業で必要とされるかっぱを着ていなかった。先月31日午後、使用済み吸着塔を仮設の貯蔵施設に移して設置する際、手首や肘、太ももをぬらした。作業後の放射線測定では10万CPM(1分当たりの放射線検出回数)を超えたが、拭き取った後は基準値の1万3000CPM以下になったという。

 

同日午前には、使用済み吸着塔から水を抜く作業で、作業員2人が汚染水をかぶっていた。保安院は同じような問題が続いたとして、十分な装備や手順を確認するとともに、作業上の問題が発生した場合には速やかに報告するよう東電に口頭で指導した。

 

東電は「きちんと除染し通常レベルになっている。特別なことではなく問題ない」としている。

 

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011090100785