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太陽光発電の「Loop」社 三井住友海上と提携で、太陽光事業の監視・保守・保険3サービスを一括提供(FGW)

2014-07-29 16:32:00

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mieloopimg1太陽光発電システムの開発・販売サービスのLooop社は7月28日、稼動後の太陽光発電所の操業を総合的に請け負う新サービス「まもるーぷ」を開始した。太陽光発電の遠隔監視と保守管理、損害保険を一手引き受けするもので、いわば太陽光事業の運用を「丸投げ」できる。



保険サービスの部分は、三井住友海上火災が提携で提供する。

 

Loop社は東日本大震災後の2011年4月に会社を設立。宮城県石巻市へのソーラー発電システムの無償設置をはじめ、震災被害地での太陽光発電事業の展開などを実施してきた。また電力の固定価格買取制度(FIT)の導入を前提として、太陽光発電を個人でもDIY感覚で作れる「MY発電所キット」を販売、半年で日本全国258ヶ所以上で設置するなどの実績を持つ。

 

ただ、太陽光発電は設置後に予定通りに発電が行われているか、パネルが損傷していないか等の検証が必要なほか、事故が発生した場合、売電収入を確保できないリスクもある。こうしたことから、同社では個人や小規模事業者では容易ではない運用・保守管理(O&M)サービスに加え、遠隔監視と損害保険を組み込んだサービスを一括提供することにした。

遠隔監視の仕組みは、3G回線を使って、パソコンやスマホのタブレットから発電量をチェックできるようにする(みえるーぷ)。O&Mサービスは、発電所設備の監視、定期点検、障害対応、サイト管理サービスをまとめて行う。同時に、自然災害や人為的ないたずら等でパネルが損傷したり、想定どおりの発電収入が得られないような場合に対応できる損害保険サービスについては、提携先の三井海上火災が提供する。

 

料金は発電所の設置条件によって異なるものの、出力が50kW未満の低圧連系の場合で、遠隔監視と損害保険だけのサービスなら、価格は年間20万円。出力が200kWで3つのサービスをすべて利用する場合は同88万円。500kWでは同148万円、1MWでは同278万円などとなっている。

 

tp://looop.co.jp/notice/20140729.html