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家庭用太陽光の発電コスト、１ｋＷ時平均２１円で　すでにグリッドパリティー到達－日刊工業新聞調査（日刊工）

2014-07-30 14:17:08

続々と普及する家庭用太陽光発電
国内の主な太陽電池メーカーの発電量予測を基に日刊工業新聞社が独自に計算したところ、家庭用太陽光発電システムの多くがグリッドパリティーに到達していた。

メーカーの技術革新による発電性能の向上やコストダウンによって１キロワット時の電力をつくる発電コストは２０円に近づいており、２６円の家庭用電力料金を下回った。


（下）家庭用太陽光発電システムの発電コスト低減シナリオ





発電コストは太陽光発電システム全体の購入と設置、維持にかかる総コストを期間中の総発電量で割って算出した。総発電量はシャープや京セラなど国内主要６社が公表する「東京」設置の年間想定発電量を利用。

 
期間は２０年で設定、購入・設置コストは太陽光発電普及拡大センター公表の２０１３年度の業界平均額（４１万５０００円）を使った。維持費は利用期間にパワーコンディショナーを１回交換したとして２０万円を計上した。

 
システムの出力を４・５５キロワットとすると総コストは２０８万円、総発電量は９万７７３４キロワット時となり、１キロワット時当たりの発電コストは２１円だった。

 

経年の出力低下、購入時ローン利子を加えた算出方法もあるため確定はできない。メーカー４社に聞いたところ、１社がグリッドパリティー到達を認めた。

 

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820140730aaan.html