一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

日本紙パルプ商事（東京）と新エネルギー開発（群馬）が出資する「野田バイオパワーＪＰ」は６日、東日本大震災で被災した岩手県野田村で木質バイオマス発電所の建設工事を始めた。

出力は１万４０００キロワットで、木質バイオマス発電所としては全国屈指の規模という。２０１６年４月に稼働する予定。

 

野田村野田の民有林約３万平方メートルを借り受けて整備する。総事業費は約６５億円。年間発電量は９６４８万キロワット時。一般家庭約２万６８００世帯分の年間使用電力量に当たる。売電収入は年間約２６億円を見込む。事業計画期間は２０年。地元で約３０人を雇用する。

 

未利用材やバーク（樹皮）、パームヤシの実の種殻など年間計１４万トンを使用する。村森林組合などが協議会を設立し、安定供給を図る。

 

現地であった工事の安全祈願祭には、村や事業者、森林組合の関係者ら約４０人が出席。記者会見した小田祐士村長は「森林再生と林業活性化、雇用創出を期待する」と述べた。バイオパワーＪＰの大田直久社長は「村の復興に微力ながら貢献したい」と話した。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140807_32019.html

http://www.kamipa.co.jp/news/release/337