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京セラ 水上設置型メガソーラー事業に参入 兵庫県に世界最大の水上ソーラー建設(FGW)

2014-08-30 14:57:03

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京セラと東京センチュリーリース(TCL)は29日、共同子会社の「京セラTCL」を通じて、水上設置型の太陽光発電事業に参入すると発表した。

 

再生可能エネルギー発電事業の固定価格買取制度(FIT)の普及で、メガソーラー事業に適した地上の遊休地が不足してきたことから、新たに大型の太陽光発電設備を設置できる場として、ため池や湖などの水上を利用する事業を広げることにした。kyoserasuijyou0801_imka01

 

すでに、第一号の水上メガソーラーとして、兵庫県加東市の西平池と東平池の水上に、合計発電容量29メガワットの設備建設を9月から着手する。かk上目がs-らーに適正田まず約10億円を投じて兵庫県内に2カ所の発電所を建設する。年間予想発電量は約330万キロワットの予定で、一般家庭約920世帯分の年間消費電力に相当する。完成は2015年4月の予定で、全量を関西電力に売電する見通し。

 

第一号の水上メガソーラーに続いて、他の地区でも開発を予定しており、今年度中だけで、水上設置型だけで全国で計60万メガワットの発電容量を確保する予定だ。

水上設置型の特徴は、単にスペースを確保できるというメリットだけではない。水上に設置することで、常時、パネルに対する冷却効果を確保できることから、地上置き型や建物の屋根置き型に比べて、発電効率を高めることが見込めるという。また太陽光パネルが水面を覆うことで、貯水量の蒸発量の軽減や、藻類の異常発生を防ぐ期待もある。

京セラTCL社は、水上に太陽光発電パネルを設置する仕組みとして、フランス系のシエル・テ-ル・ジャパンの水上架台を採用するという。同設備は紫外線や腐食に強い高密度ポリエチレン製で、100%リサイクルが可能なほか、台風などに耐えうる強度設計、連結技術の点で優れているとされる。

http://www.kyocera.co.jp/news/2014/0801_imka.html