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格納容器配管から水素検出=1%超、「爆発の可能性低い」-ー切断作業中止・福島原発 (時事) 原発は、まだ全く制御できていないことを意味する

2011-09-23 22:31:08

福島第1原発事故で東京電力は23日、1号機格納容器につながる「スプレー系」と呼ばれる配管の工事準備中に、配管内から1%を超える濃度の水素を検出したと発表した。水素濃度が4%を超え、酸素濃度も5%を超えた場合には爆発の恐れがあるが、東電の黒田光・原子力設備管理部課長は「窒素注入を続けており、酸素濃度は低いとみられるため、爆発の可能性は低い」と説明した。

東電によると、格納容器内の水素を測定したのは今回が初めて。1号機は格納容器内の空気に含まれる放射性物質をフィルターで浄化する装置を接続するため、22日、同容器上部につながるスプレー系配管の切断作業の準備を開始。配管の切断時に火花が生じることから、水素爆発を防ぐため、配管内の水素濃度を調べたところ、測定上限の1%を超える濃度の水素を検出した。

 

このため、作業をいったん中断。1%以上の水素を測定できる機器で水素濃度を調べた上で、配管内に窒素ガスを注入して水素を抜き出すことを検討している。

 

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011092300215