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九州電力:眞部社長が続投の方針 引責辞任から一転し(毎日) のど元過ぎたから?!

2011-09-27 17:44:37

九州電力の眞部利應社長
九州電力の眞部利應社長


九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働を巡る「やらせメール」問題で引責辞任の意向を表明していた眞部利應(まなべ・としお)社長が、一転して続投する方針を固めたことが27日分かった。松尾新吾会長も既に続投の意向を示している。第三者委員会の最終報告を踏まえ、10月初旬の臨時取締役会で関係役員の処分や再発防止策とともに続投が承認される見通し。

 眞部社長はメール問題発覚後、報道各社の取材や7月20日に参考人招致された衆院予算委で「退任については個人的思いは決まっている」と辞意を表明。同27日の定例会見で松尾会長に辞表を出したことも明らかにしていた。

 しかし、定期検査に入った原発休止の長期化に伴う収益悪化や電力需給などの課題が山積していることを懸念。さらに、社内外で「東京電力福島第1原発事故のように、犠牲者や避難区域を発生させたわけでなく、辞任するほどの問題ではない」との擁護論が強まったため、今月初旬ごろから続投に傾いていたという。

 ただ、やらせメール問題で海江田万里元経済産業相が辞任を求めた経緯もあり、政府の意向や消費者の反応によっては曲折も予想される。【石戸久代、綿貫洋、小原擁】

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110927k0000e040040000c.html