HOME |EU テレビや冷蔵庫等の家電製品の省エネラベルを改定へ。省エネ水準向上で、「A+++」などの超過ラベル付与で複雑化(FGW) |
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EUが家電製品を対象に実施中の省エネラベルシステムを改定する方向で検討している。EUのラベルシステムは省エネ性能に応じて、段階的にラベルを付与するもの。消費者が高評価の省エネ製品を優先的に選択するよう促す制度だ。ただ、各メーカーの省エネ力が向上、大半が最高レベルのAランクを上回るA+、 A++、 A+++などの「プラス評価」となり、消費者にとって評価しづらいとの批判があるため、差がはっきりわかる仕組みに戻す方針という。

 EUがテレビや冷蔵庫などの家電製品12種類を対象に実施している省エネ家電普及のための「エネルギーラベリングシステム」は1990年代半ばに導入された当初、AからGまでの7段階だった。最上位のAラベルを取得していない製品は地球温暖化への影響がある持続可能性と、電力消費量が高いという経済性の両面で、市場で選別されるため、家電メーカ……

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