HOME |石油大手シェル 北極海で試みていた石油・ガス掘削開発を断念へ。十分な埋蔵量確認できず。温暖化対策による化石燃料離れ、石油価格低迷も影響(RIEF)  |
Shellキャプチャ

石油大手の英蘭メジャー、ロイヤル・ダッチ・シェルは28日、北米アラスカ西海岸の北極海で行っていた石油・天然ガスの試掘の結果、掘削を継続するに足る十分な埋蔵を確認できなかった、として、今後の開発事業を「予見可能な将来」にわたって中止することを決定した。

 

 シェルが掘削を試みていたのは、アラスカ西海岸沖のチュクチ海にある6か所の海底井戸。シェルは対象の井戸を6800フィート(約2000m)の深さまでドリルで掘削作業を進めてきた。

 

チュクチ海などの米領海内には原油220億バレルと天然ガス93兆立方フィートが埋蔵されていると推定されている。シェルは同地域での掘削事業に過去8年間で70億ドル(約8400億円)を投じてきたとされる。

 

 だが、2010年に発……

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