一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

　音楽配信事業のUSEN（東京都港区）は、東京電力と提携し、東電の電気料金プランと、USENの業務店向けサービスをセット契約するとお得になる「電気で店舗支援セット」を15日から販売する。

　今回の「電気と音楽」のセット販売は、東電が事務所や商店などの事業者向けに新たに提供する電気料金プランの「ビジネスパック2年割」とのコラボ。

　事業者がUSENを通じて東電のサービスを申し込み、さらにUSENの3つのサービス、「USEN音楽放送サービス」とタブレット型POSレジシステム「USEN Register」と光インターネット回線「USEN光」をセットで新規申し込みする場合、USENの3サービスの月額利用料を最大30％割引するという。

　USENは、全国の飲食・理美容・医院・オフィスなどの幅広い業種に、バックグラウンドミュージック（BGM）となる音楽配信を事業の一つとしている。今回のセット販売では、業務店でのエネルギーコストの削減と、BGM音楽、さらにPOSレジの利用による店内オペレーションの業務効率化にも資するとうたっている。

　小売電力自由化を控えて、新規参入の電力事業者はガスや通信などとのセット料金などを打ち出しているが、音楽も加わると、生活全体のコスト削減とサービス向上につながる期待もある。ただ、一方で、こうしたセット料金の場合、契約期間を長期にフィックスする事例もある。消費者は目先の「割引率」だけに惑わされず、安心・安全の電気かどうかを見極める目も必要だ。

http://www.usen.com/news/release/2016/20160107_74.html