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福島調査団、チェルノブイリ博物館を視察(福島民友)

2011-11-07 13:00:25

博物館で事故の情報公開などについて説明を受ける調査団
博物館で事故の情報公開などについて説明を受ける調査団


【ウクライナ・キエフから菅野篤司記者】福島大の清水修二副学長を団長とする「ベラルーシ・ウクライナ福島調査団」は現地時間の5日、キエフのチェルノブイリ博物館を訪れ、事故当時の旧ソ連の情報公開などを調査した。
 博物館の入り口近くには、東京電力福島第1原発事故後、被災した本県へのメッセージを示すオブジェが設けられている。
 キエフのクリの木が日本のサクラの木に向けて発した手紙の形式をとり「世界中が悲しみに暮れ、傷が癒やされるように祈りを捧げている。諦めないで」と語り掛け、同国の原発事故への関心の高さを示した。

 博物館ではアンナ・コロレフスカ副館長が展示物を説明。チェルノブイリ原発事故当時の新聞や後の情報公開で得た公文書などの展示を示しながら「旧ソ連は事故の情報を隠していた。原発事故では国民に正確な情報を知らせることが大事。それがチェルノブイリの教訓の一つです」と訴えた。

http://www.minyu-net.com/news/news/1107/news9.html