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 廃炉原発を観光資源に  フィリピンの例(National Geographic)

2012-01-06 15:36:41

観光用に公開されている原発の中央制御室
観光用に公開されている原発の中央制御室


 一度も稼働せずに観光施設化されたフィリピンのバターン原子力発電所。中央制御室には1980年代の設備がそのまま残っている。同原発へは、首都マニラから車で約3時間。見学料は150フィリピンペソ(約260円)で、近くのプライベートビーチも使用可能だ。

 見学ツアーは、同原発の安全性の説明から始まる。例えば、2011年3月11日に福島第一原発を襲った地震と同程度の揺れにも耐えられる設計だという。

 次に、案内を受けながら原発内の主要施設を回る。「原子炉、蒸気発生器、制御室、タービン発電機などを見られる。放射性物質はすべて運び出されているため、放射線被曝の危険はない」と、フィリピン国家電力公社(NPC)のマウロ・マルセロ(Mauro Marcelo)氏は説明する。

Photograph by Jay Directo, AFP/Getty Images

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012010602&expand#title