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原発作業員が心肺停止 放射性物質付着はなし  (福島民報)

2012-01-10 12:11:41

東京電力は9日、福島第一原発敷地内で土木作業を行っていた協力企業の60代の男性作業員1人が、同日午後の作業中に意識を失って倒れ、心肺停止状態になったと発表した。男性は、いわき市立総合磐城共立病院に搬送された。
 東電によると、男性は4号機南側に建設中の廃スラッジ貯蔵施設で、午前7時半からコンクリートを使った基礎工事の作業を行っていた。午後2時22分ごろに倒れた。意識はなく、敷地内の緊急医療室で治療を受けた際には心肺停止状態だった。同4時半に病院に搬送された。
 現場の空間線量は毎時50マイクロシーベルト以下だった。男性の当日の被ばく量は52マイクロシーベルトで、体に放射性物質は付着していなかった。作業着は防護服、全面マスクなど通常通りだった。午前6時の朝礼の際には異常は見られなかったという。現段階で持病の有無は不明。

http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9922363&newsMode=article