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続報:「世界最悪企業2012年」オンライン投票で、東電を猛追していた二位Vale票の伸びが急鈍化。投票操作疑惑の調査を警戒か?(FGW)

2012-01-23 23:30:07

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「世界最悪企業2012 年」オンライン投票は波乱含みで最終盤に向かっている。先週、猛烈に票を伸ばして一時、東電を抜いたブラジルのVale票は、急速に伸びを鈍化させている。主催団体が同社への投票にマニピュレーション(操作)の疑いがあるかもしれない、として、投票内容の精査に入っていることが明らかになったことが影響しているのか?

23日のVale票は、300票強を積み上げた。だが、先週までのように一日で1000票前後増やしていた勢いとは、明らかに異なっている。この日の東電は、ほぼ700票を上積みし、Valeより倍近く伸ばした。先週までは、Valeが東電票よりも倍近く伸ばしていた。国内からの東電への支持が増えていることもあるが、調査報道で疑惑投票をしていた向きが慎重になったとの見方もできる。

ただ、まだ投票は24~26日の3日を残しており、何が起きるかわからない。東電とValeの差は、少し開いたとはいえ、600票でしかない。依然、僅差である。組織票が投入されると一気に逆転可能な情勢である。

 

23日には、外部からいくつかの問い合わせを受けた。そこで投票で支持していただいた方々にも改めてご説明しておきたいと思います。

 われわれが、東電をこの投票に推薦したのは、東電をたたいてやろう、といった意図ではありません。今回の原発事故は、本来、しっかりとした企業ならば、自然災害が起きても被害を未然に最小限度で抑えることができたはずのものであり、かつそうしなければ原発を扱う資格などないにもかかわらず、そうしなかった企業の責任を、日本人として問うているということです。

東電はこの国の経済界の中心に位置してきました。そういう企業がこれだけの事故を起こしても、トップ交代もせず、国の支援(我々の税金)で支えられて、生き残っている。このこと自体が、日本人として恥ずかしいのです。この恥ずかしさを、世界に曝して、日本人自身が、東電に「No」を突き付ける姿についても、世界に知ってもらわねばならない、と考えています。

すでに18000票を上回る票を投じていただきました。それぞれの一票の重さに、感謝しています。(FGW)

投票サイト http://www.publiceye.ch/en/vote/tepco/