一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

｢世界最悪企業2012年｣オンライン投票で、韓国から大量の票が首位のブラジルValeに投じられていることは、韓国内でも不審がられている。候補企業としてSamsungを推薦している同国のNGO SHARPS（Supporters for the Health And Rights of People in the Semiconductor industry）の担当者は、「非常に不審な動きだ」と指摘している。

SHARPSの担当者は、FGWからの指摘で初めて韓国からの投票がValeに集中していることを知ったとしている。担当者によると、「非常にショッキングなことだ。Valeは韓国では全く知られていないし、彼らの問題行動については、知っている韓国人は誰もいないはずだ」「むしろ、韓国からの集中投票があるとすれば、東電に向かうと思っていた。なぜなら、韓国でも反原発の非常に活発なキャンペーンがあるからだ」と指摘している。

韓国票がValeに集中していることについて、Pbulic eye Awardの事務局は｢多くの韓国IPによるクリックがVale票に投じられていることは確かだ」としながらも、現時点で不正かどうかを確定することはできないとしている。いずれにしても、最終確定後に、この問題は精査されるだろう。韓国NGOのコメントから、Valeの不正を糾弾する強い動きは韓国内にはほとんどないことがわかったが、では誰が投票を仕掛けているのかの謎はまだ解けていない。何しろ、怪しい企業6社がノミネートされているわけだし、わが国の電力会社のように、世論操作に長けている企業もいるし・・・・

 

SHARPSのサイト：　http://stopsamsung.wordpress.com/about-sharps/