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仏、原発維持に巨額投資必要 会計検査院が報告書(東京新聞)

2012-02-01 15:22:42

【パリ共同】フランスの会計検査院はこのほど、電力の原発依存を続けていると廃炉や新規建設で今後巨額の投資が必要になるとして、政府に対し電力供給の将来像について検討を始めるべきだとする報告書をまとめた。フランス公共ラジオが1月31日伝えた。

 フランスは58基の原子炉を持ち、電力の約75%を原発に依存。報告書は、東電福島第1原発の事故を契機に、フランス政府が同検査院に取りまとめを要請していた。

 報告書によると、これまでの原発関連費に加え今後の廃炉や新設などの費用を合わせて2280億ユーロ(約22兆7700億円)と見積もり、「これほど巨額の投資は実際には不可能とみられる」と指摘している。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012020101000968.html