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被災50社、再建へ団結 陸前高田、組合設立へ(岩手日報)

2012-02-09 14:44:30

組合設立の趣旨などの説明を受ける参加者=陸前高田市
東日本大震災で被災した陸前高田市などの中小企業50社は、早期の本格的な事業再建に向け「希望の里陸前高田・産業復興事業組合」を設立する。国のグループ補助金の獲得を目指すほか、行政に中小企業向けの支援充実などを訴えていく。被災企業が業種の枠を超えて団結し、地元産業界の復興を進める。

 8日は同市米崎町の食彩工房で、組合設立委員会の総会が開かれ、約50人が出席。代表幹事に就任した山城運輸(陸前高田市)の加藤隆社長は「就業機会を失った人が市外へ流れることは見過ごせない。企業間で連携し、産業の復興を目指したい」とあいさつした。

 組合には建設、製造、運輸、サービス業などさまざまな業種が参加。いずれも震災で被災し事業再開した企業で、同市のほか大船渡市からは5社。さらに増える見込みだ。活動内容は今後詰めるが、備品の共同購入や経営勉強会の開催などを検討している。

 

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120209_4

組合設立の趣旨などの説明を受ける参加者=陸前高田市