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土壌固化で放射線封じ込めに成功 東北ネオライト(福島民友)

2012-02-13 12:30:18

処理後の土を埋め戻す作業員
川俣町の電子部品製造、東北ネオライト(板垣龍司社長)は、郡山市の新協地水、須賀川市のイオンと協力し、11日までに郡山市土瓜で土壌改良剤を使用して土壌の放射性物質を封じ込め、固化させる土壌処理実験を実施、結果をまとめた。実験では放射性セシウムの封じ込めに成功、固化した土壌から放射性物質の漏れ出しはなく、元の土地への埋め戻しが可能で、選定が問題となっている仮置き場対策になるとしている。

処理後の土を埋め戻す作業員


 実験では重機で砂場3カ所の表面の土壌を5~10センチ剥ぎ取り、セメントと土壌改良剤「マニクリン」を加えて固化させた。固化した土壌は約2週間後、セシウム134、セシウム137がそれぞれ約10%減少。約36時間後には、雨などで土壌からしみ出す溶出液から、セシウムは検出されなくなった。また、土壌除去により最も高い地点で1時間当たり3.20マイクロシーベルトあった地点の放射線量が0.75マイクロシーベルトに下がったという。

http://www.minyu-net.com/news/news/0212/news3.html