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福島・広野町の役場が「帰還」 原発事故から1年(河北新報)

2012-03-01 14:17:40

本来の庁舎で業務を再開し、打ち合わせをする福島県広野町の職員=1日午前、広野町
東京電力福島第1原発の事故で全域が旧緊急時避難準備区域(昨年9月に解除)だった福島県広野町は1日、同県いわき市に移していた役場機能をほぼ1年ぶりに本来の庁舎へ戻した。役場ごと避難した県内9町村の中で行政の帰還は初めて。
 役場機能は震災後、同県小野町に移し、昨年4月中旬にいわき市に再移転。人口約5300人の多くが、いわき市を中心に県内外に避難したままで、広野町内で生活しているのは約250人にとどまっている。

本来の庁舎で業務を再開し、打ち合わせをする福島県広野町の職員=1日午前、広野町


 町は、幼稚園と小中学校を2012年度の2学期から再開したい考えで、年内に住宅などを含めた町全域の除染を実施する方針。

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/2012030101000765.htm