HOME10.電力・エネルギー |大飯原発 耐震安全性に新たな疑惑。 活断層の連動評価で耐震バックチェック制御棒挿入性能に赤信号 (FOE) |

大飯原発 耐震安全性に新たな疑惑。 活断層の連動評価で耐震バックチェック制御棒挿入性能に赤信号 (FOE)

2012-03-22 12:24:53

大飯原発周辺の3つの活断層について、関電は連動評価の必要はないとの立場ですが、福島事故を受けて開かれている活断層の意見聴取会において、委員全員が 連動評価を要求しています。3連動評価は必至の状況です。

その場合、基準地震動は耐震バックチェック中間報告で設定した700ガルから1000ガルに増え、その場合に、中間報告でギリギリの評価であった制御棒挿入時間が、許容値を確実に超えます。許容値2.2秒に対して700ガルでの従来の評価値2.16秒、1000ガルでは 2.35秒で、許容値を確実に超えてしまいます。大飯原発3・4号機は耐震安全性 が保証されない状況にあり、これだけでも再稼動はできないはずです。

関電はこれを免れるために、2月末に700ガルの評価値を1.88秒とする評価をつくり、保安院はこれを、原子力安全委員会のストレステスト検討会の資料にこっそりと入れ込み、検討会の委員を煙に巻いていたことが明らかになりました。

1 年かけて審議し評価した2.16秒という評価値を1.88秒にすり替え、3連動の評価が迫られてもかわすことができるようにしていたのです。

交渉にはどなたでもご参加できます。大飯原発再稼動の趨勢にかかわる大一番に なります。合わせて地元合意の範囲について原子力安全委員会に聞きます。事前集会から参加して、問題を広めてください。お誘い合せのうえ、ふるってのご参加をお待ちしております。

 

日時・内容
 2012年 3月27日(火)

11:30 参議院議員会館ロビー集合・入館証配布
12:00~13:00 事前集会 参議院議員会館101(120名)
13:00~14:30 交渉(予定)
14:30~15:30 事後集会(会場は15:30まで)

相 手/原子力安全・保安院・原子力安全委員会
>質問事項はこちら
 
資料代 500円
主催 福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、美浜・高浜・ 大飯原発に反対する大阪の会(美浜の会)、グリーンアクション 
問合せ 090-8116-7155 阪上(フクロウの会)

 

http://www.foejapan.org/energy/evt/120327.html