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大飯再稼働、審査「了承」=合否判定「目的とせず」-原発ストレステスト・安全委(時事)

2012-03-23 13:53:13

原発再稼働の可否を判断する前提条件とされるストレステスト(耐性評価)について、国の原子力安全委員会(班目春樹委員長)は23日午後、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の1次評価結果を「妥当」とした経済産業省原子力安全・保安院の審査書を了承した。保安院と安全委による技術的審査はこれで終わり、東京電力福島第1原発事故後初の原発再稼働は、首相と経産相ら関係3閣僚の政治判断と地元の了承に委ねられる。
 首相と3閣僚の協議について、政府高官は「来週前半は難しい」としている。
 安全委は、ストレステストについて「何らかの基準に対する合否判定を目的とするものではない」とした上で、保安院が行った評価内容を確認した。「福島事故を踏まえた緊急安全対策などの一定の効果が示されたことは、一つの重要なステップと考える」と指摘。2次評価の速やかな実施と、安全性向上に向けた継続的努力を求めた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2012032300421