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福島県内地価が大幅下落 原発事故の影響色濃く(福島民友)

2012-03-23 19:36:44

国土交通省は22日、今年1月1日現在の公示地価を発表した。県内の標準地で前年と比べた地価の動きを見る県平均変動率はマイナス6.4%で、下落幅は前年のマイナス3.5%から2.9ポイントと大幅に拡大した。一部地域では住宅や工場の移転需要がみられるものの、全体としては東京電力福島第1原発事故による放射性物質の懸念から、土地取引が減少している現状を浮き彫りにした。
 今回は警戒区域の富岡、楢葉、大熊、双葉、浪江5町と、住民の帰還率が低い旧緊急時避難準備区域の広野町について価格算定が困難として標準地の対象から外した。
 対象とした標準地の全429地点で地価が前年を下回り、1993(平成5)年から20年連続の下落。08年秋のリーマン・ショックを契機に地価が急落して以降、縮小傾向にあった下落幅は震災、原発事故により一転して拡大した。

http://www.minyu-net.com/news/news/0323/news1.html