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輸入干し草配布 福島県鮫川村で許容値厳格化受け(福島民友)

2012-03-25 18:18:08

米国産の輸入干し草を取り出す鮫川村職員ら
米国産の輸入干し草を取り出す鮫川村職員ら


牛用飼料に含まれる放射性セシウムの暫定許容値が4月から厳格化されることで福島県鮫川村内の牧草などが利用できなくなることから、村は24日、村内の畜産農家に輸入干し草の支給を始めた。同村鹿角平(かのつのだいら)で1回目の支給を行った。  飼料の基準値は、4月から肥育牛と乳用牛が1キロ当たり300ベクレルから100ベクレルに、繁殖牛が3000ベクレルから100ベクレルに引き下げられる。同村では、これまでの福島県の飼料の放射性物質検査結果により、2011(平成23)年産の牧草が全て利用できなくなる。

村は、新たに飼料を購入することで農家の負担が増えるとして、牧草を現物で確保する。購入費用は、東京電力に損害賠償請求する。支給対象は145の畜産農家(1050頭)で、1頭当たり1日7キロが上限。

この日、届いたのは米国産の干し草。畜産農家約20人が訪れ、軽トラックなどに積んで持ち帰った。受け取った農家は「非常にありがたい」と話していた。

http://www.minyu-net.com/news/news/0325/news2.html