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出光興産、ベトナム南部で発電出力49.5MWの太陽光発電所完成。全量をFIT利用でベトナム電力公社に売却。東南アジアでの再エネ普及に注力(RIEF)

2019-05-28 17:00:30

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 出光興産はベトナム南部のカインホア省カムラン市で、発電出力49.5MWの太陽光発電所を、このほど稼動させた。発電した電力は全量、同国の固定価格買取制度(FIT)に基づいて国営電力会社のベトナム電力公社に20年間売電する。出光は内外で太陽光発電等の再エネ事業を手掛けているが、東南アジア地域での大規模太陽光発電所の開発は今回が初めて。

 完成した発電所は、出光のグループ会社である昭石オーバーシーズ&インベストメント(SOI)」が出資するSong Giang Solar Power Joint Stock Company(ソン ジャン ソーラーパワーJ.S.C.)が事業主体。同社にはベトナムの事業会社Viet Khanh Joint Stock Company(ベト カンJ.S.C)、およびアメリカのコンサルティング会社Dragonfly Capital Ventures LLCも共同出資している。

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 発電所は、2018年10月に着工し、約60haの土地に太陽電池パネルを敷き詰めた。、本年5月8日に完工、同月25日にオープニングセレモニーを開催した。年間発電量は約78,600MWhと見込んでいる。


 ベトナムは引き続き、安定した経済成長過程にあることから、今後も電力需要の拡大が予想されている。出光は、グループとしてこれまでに、日本と米国で累計約500MWの太陽光発電所の開発を手掛けてきた。今後は今回のベトナムを皮切りに、電力需要の旺盛な東南アジア地域でクリーンエネルギーの普及に努めていく、としている。

https://www.idss.co.jp/news/2019/190527_1.html