中国のGHG排出量のピークアウトが、政府がパリ協定で目標とした「2030年ごろ」より大幅に前倒しし、2022年ころとの見方が出てきた。国家発展改革委員会(NDRC)の関係者が示した。石炭消費需要は今年上半期も増えているが、天然ガス、再生可能エネルギー等への切り替えが進むとみられている。ただ米中貿易交渉が深刻化すると、発電コストの安い石炭火力へ需要が高まる可能性もある。
GHG排出量ピークアウトの前倒しを指摘したのは、NDRCのエネルギー研究機関所属のJiang Kejun研究教授。パリ協定のNDC目標を担保するため、中国国内では2021~25年の次期5カ年計画での厳格な規制委の導入案が議論されており、その議論に関連して「2022年ピークアウト」の見方を示した。
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