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九州電力、フィリピンの離島で、地元企業と連携し、マイクログリッド事業の再エネ化に取り組む(RIEF)

2020-01-09 13:28:45

kyuuden1キャプチャ

 九州電力は、フィリピン国のパラワン島とセブ島で、地域の住民向けに提供されているマイクログリッドの電力を太陽光発電に切り替える事業に参画する。九電が開発してきた離島での電力供給力と再エネ展開技術を活用する。

 九電が手掛けるのは、フィリピンの両島の7カ所でディーゼル発電による電力を供給している「パワーソース」社のマイクログリッド事業。同社は、フィリピン政府のエネルギー規制委員会の認定を受け、2005年から基幹送電系統に接続していない地域の電化事業に取り組んでいる。

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 現在、パラワン島とセブ島の計7地点でディーゼル発電で電力を供給している。供給力は全体で100kW~2100kW。この発電システムを、太陽光電設備に切り替えるほか、さらに別の地域でも電力供給を展開する計画を立てている。九電はそうした事業に協力する。

 九電はこれまでも国内で、離島での電力供給事業を展開してきたほか、再エネ事業も手掛けている。こうした知見と技術を、パワーソース社の新規計画に生かす考えだ。さらに同社が現在保有する発電所の運転・保守の改善にも協力する。

 九電は「パワーソース社の事業運営と、再エネ導入等への技術支援を通じて、環境に優しいエネルギーによる電化を推進し、同社の事業拡大に戦略的パートナーとして貢献していく」とコメントしている

http://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0235/0081/61hwen40.pdf