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防潮堤整備:300億円寄付…住宅メーカーが静岡県と合意(毎日)経団連企業も見習ったらどうか

2012-06-12 06:40:15

一条工務店グループとの基本合意書を手に笑顔を見せる川勝平太・静岡県知事(左)と鈴木康友・浜松市長=静岡市の静岡県庁で2012年6月11日、小玉沙織撮影
静岡県は11日、浜松市で創業した住宅メーカー「一条工務店」(本社・東京都江東区、宮地剛社長)グループから計300億円の寄付を受け、同市沿岸部約17.5キロに津波対策の防潮堤を整備する方針を明らかにした。県と浜松市、同社は同日、寄付金を防潮堤整備に充てる基本合意を結んだ。県によると、大規模防災事業に民間の寄付金を充てるのは異例。

一条工務店グループとの基本合意書を手に笑顔を見せる川勝平太・静岡県知事(左)と鈴木康友・浜松市長=静岡市の静岡県庁で2012年6月11日、小玉沙織撮影



 ◇浜松で創業


 同社は今年度100億円、来年度以降は工事の進捗(しんちょく)状況に応じて2年間で200億円を寄付する予定だという。

 寄付は東日本大震災の被害状況を目の当たりにした創業者の大澄賢次郎氏が「育ててもらった地元に恩返ししたい」と防潮堤の費用として発案。自動車メーカー「スズキ」(本社・浜松市南区)の鈴木修会長兼社長に相談し、鈴木会長を介して11年4月、同市の鈴木康友市長と川勝平太知事に伝えられた。

 

http://mainichi.jp/select/news/20120612k0000m040061000c.html