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サムスン、中国でも死亡労災事件引き起こす 半導体ラインからの猛毒フッ酸漏れ 「エコ工場」として申請 (新華経済)

2013-03-07 09:47:41

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samsunglogotype1【新華網】  海外メディアCNETの報道によると、韓国サムスン電子は4日、2013年1月に京畿道華城の半導体ラインから猛毒のフッ化水素酸(フッ酸)が漏れ出し、1人が死亡し、4人が負傷した事故について謝罪し、「エコ工場」としての再申請計画を撤回したことを明らかにした。

同工場では1月28日、132ガロンのフッ酸が漏れ出し、1人が死亡し、4人が負傷した。フッ酸は無色の有毒液体で呼吸器への刺激が強く、神経系全体に影響する。作業員1人が死亡し、負傷した4人はすでに回復した。

韓国・聨合ニュースによれば、サムスンのクォン・オヒョン副会長は、謝罪の一部分としてサムスンが申請の撤回を決めたと説明。サムスンはエコ工場の再度の申請を計画していた。

事故の発生後、サムスンは最初の声明で「小さな事故に過ぎない」と説明。だが、事故報告が遅れたことでサムスンは100万ウォン(約8万5000円)の罰金を科された。サムスンはまた、フッ酸が工場外に漏れていないとしているが、警察は外部への漏出を確認した。

事故を受け地元の警察当局はサムスンの社員3人を含む7人を業務上過失致死傷の疑いで捜査している。

サムスンの華城工場は1998年にエコ認証を取得し、韓国政府の定期的な環境評価の対象から外れた。光明網が伝えた。