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「世界で最も持続可能な100社(Global100)」の2105年ランキング。日本企業はエーザイが唯一50位(FGW)電機も自動車も圏外

2015-01-26 15:42:26

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global100ckWinter15_v11FINAL-30カナダのコーポレートナイツ社は「2015年 世界で最も持続可能な100社」(2015 Global 100 Most Sustainable Corporations in the World:Global 100)を発表、日本企業からは唯一エーザイ株式会社を3年連続で選んだ。エーザイのランキングは50位。

「Global 100」は、世界の主要企業約4,000社を対象に、環境、社会、ガバナンス等に関する取り組みから持続可能性を評価、スコアリングをして選ぶ。2005年から毎年世界経済フォーラム(ダボス会議)に合わせて発表している。

 

「持続可能性」は12の主要パーフォーンマンスインデックス(KPI)によって評価される。KPIはエネルギー生産性、カーボン生産性、ウォーター生産性など。

2015年のトップ企業は、米国のバイオ技術企業のバイオゲン・イデック(Biogen Idec)で、スコアは73.50%、二位は米薬品大手のアレルガン(Allergan: 72.80%)、三位ドイツのアディダス(72.60%)などとなっている。

50位にランクインしたエーザイは60.50%。アジア企業では、4位にシンガポールのケッペル・ランド(不動産業:71.30%)が入ったの最高位で、36位に韓国のポスコ(鉄鋼:63.40%)、同じく45位にサムソン電子(電気:61.40%)、51位にLG電子(60.40%)、70位にシンハン・フィナンシャルグループ(銀行:56.40%)、中国のレノボ・グループ(電子技術:56.10%)などとなっている。

日本国内の環境経営ランキングなどで常連となっている電気・電子関連企業や自動車大手などは一切、登場していない。評価の基準がカナダの企業と日本で異なる、と言ってしまえばそれまでだが、韓国企業が安定的に複数選ばれているのに対して、「内向き」が指摘される日本企業の”目立たなさ”ぶりが改めて確認された格好だ。
エーザイでは「患者とその家族の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献し、世界のヘルスケアの多様なニーズを充足することを企業理念と定めている」として、日本企業で唯一選ばれたことをアピールしている。

 

http://www.eisai.co.jp/news/news201502.html