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新型コロナウイルス感染対策で、持ち運び可能な感染防止の「モバイルウォール」開発販売。岐阜プラスチック工業(岐阜)。逆境をビジネスチャンスに転じる(RIEF)

2020-05-28 22:02:56

corona001キャプチャ

 

 新型コロナウイルス感染からの段階的回復が求められる一方で、依然不安が残る中で、感染防止用の持ち運びできる折り畳み式のパーテーション「モバイルウォール」が開発された。岐阜プラスチック工業(岐阜市)が売り出したもので、オフィスや飲食店、医療機関など向けに、簡単に飛沫防止用の「カベ」を設置できることが売り物。ウイルス懸念を防ぐ「どこでもドア」ならぬ「どこでもカベ」が、サラリーマンの必需品になるかも。

 

 素材は、アルコール消毒が可能なポリプロピレン樹脂で軽量・高強度の中空ハニカム構造材「テクセル」を使用し、全製品に「抗菌剤」を配合している。ポリプロピレンはアルコール消毒が可能なため、使用後、消毒すれば何度でも使える。テクセルの持つ吸音効果を取り入れ、防音仕様にも対応するという。

 

持ち運べなくはなさそう。背中に背負うか・・
持ち運べなくはなさそう。背中に背負うか・・

 

 開発した「ウォール」は折り畳み式で、幅590mm×奥行400mm×高さ570mmのL型タイプで価格7500円(消費税抜き)、低コストで設置が簡単な「ぱぱっとウォール」が幅1147mm×奥行607mm×高さ600mmで同4200円(同)。

 

 素材のテクセルは、同社の主流商品で、自動車の内装材や建材土木、物流資材などに採用している。開発したウォールは基本は、オフィスや飲食店等での使用を想定しているが、折り畳み式のものは、営業マン等が取引先に持参して商談をする際に、活用できるかも。そうなるとまさに「どこでも(飛沫防止の)カベ」として重宝しそうだ。

 

  逆境の中でもビジネスチャンスがあるという一例だ。

 

https://www.risu.co.jp/gifu-plastic/news/20200519-1777.html