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ぜい肉、世界で352万トン 3分の1は米国 (各紙)

2012-06-29 21:57:21

これがアメリカ人のぜい肉?!
これがアメリカ人のぜい肉?!


体格指数(BMI)が30を超える「肥満」の大人が抱えている余分な肉の重さは2005年現在、世界合計は352万トンで、米国が3分の1を占めるとの研究結果を英ロンドン大衛生熱帯医学大学院の研究チームがまとめた。


 BMIが25を超える「太りすぎ」の超過体重は計1548万トン。これを維持するエネルギーを国別に比較した肥満ランキングは、米国が1位で、以下クウェート、クロアチア、カタール、エジプトの順。日本は155カ国中、118位だった。




 太った人は標準的な人より余分にエネルギーが必要なため、世界で米国並みに肥満や太りすぎが増えれば、4億7000万人分の食料が追加的に必要になるという。チームは「世界的な肥満増加は食料需給にも影響を与えかねない」として、対策強化を訴えている。




 チームは、世界保健機関(WHO)のデータなどを使い、BMIや体重を求め分析。「太りすぎ」の超過体重を維持するため世界で消費されている食料は、標準体重の1億1000万人分に上った。




 日本は世界的には優等生で、平均BMIは22.9。世界各国が日本並みのBMIの割合になると、1億1000万人分の食料消費を抑制できるという。米国の平均BMIは28.7。




 肥満ランキングは、超過体重を維持するのに使っている国別の総エネルギーを人口で割り、1人当たりを求めて比較した。人口が世界の1万分の1以下の国は除外した。




 BMIは、体重(キロ)を身長(メートル)の2乗で割った数値。日本では、日本肥満学会がBMI25以上を「肥満」と定めている。