地球上での広範囲な環境汚染等が指摘されているマイクロプラスチックが、生きている人体の肺組織中に蓄積していることが、英国での研究で判明した。これまでの人体への吸収の影響が指摘されてきたが、今回、初めて、有意な実証結果が得られた。大気中に漂うマイクロプラスチックをわれわれ一般人が、呼吸時に自然に体内に取り込んでいることを意味する。廃プラスチック汚染の影響は、海洋汚染だけでなく、人類の生活全般に及んでいることが改めて示された。
研究は英ヨークシャー州のハル・ヨーク医科大学とヨーク大学の共同研究チームがまとめた。同地域の病院に入院中の外科患者を治験対象とした。研究結果は環境科学誌の「Science of The Total Environment」に掲載された。
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