HOME |世界経済フォーラム(WEF)、「グローバルリスクレポート」公表。短期リスクの1位はインフレ亢進による「生活費の危機」、今後10年間の長期リスク上位10件のうち6件は気候関連(RIEF) |
WEF001キャプチャ

 

  世界経済フォーラム(WEF)は2023年の「グローバルリスクレポート(GRR2023)」を公表した。今後2年の短期リスクでは、インフレの亢進による「生活費の危機(Cost-of-living crisis)」がトップとなった。貿易戦争、途上国からの資本流出、核戦争の「亡霊」等の「古いリスク」が戻ってきた形だ。今後10年の長期リスクでは、気候変動の影響、及び気候絡みの災害増等の影響、生物多様性の損失等が上位を占めた。短期の「古いリスク」対応に時間と資源をとられる分、すでに顕在化している気候リスクや自然損失のリスクの一段の悪化が懸念される形だ。

 

 WEFのGRRは、グローバルリスク分野に造詣の深い官民関係者、学者、ビジネス、国際機関、市民社会等の1200人を超える専門家を対象に実施する「……

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