HOME |EU欧州議会。途上国の森林破壊防止のため、パーム油、コーヒー等の農林産品生産に伴う「デューデリジェンス検証」を輸入業者に義務づける法案を採択。違反には罰金、没収も(RIEF) |
Deforee001キャプチャ

 

  EU欧州議会はEU域内で販売されるパーム油や大豆、コーヒー等の農林産業製品と関連製品について、輸入先国で森林破壊や土地劣化等の問題を抱えている場合は輸入を禁止する法案を可決した。気候変動と生物多様性損失を防ぐことが目的で、EUの輸入業者は輸入製品のサプライチェーンをモニターし、製品が森林破壊等と関連していないかを確認する「デューデリジェンス声明」の公表を義務化される。対象となる輸入先国を3段階に分類、リスクレベルに応じた検証を求める等を手順化する。同法案をめぐってはパーム油輸出国のアジア諸国等は強く反発している。

 

 法案は「Deforestration Regulation(DR)」案。4月19日の欧州議会本会議で、賛成552、反対44、棄権43と圧倒的多数で採択された。議会での決定……

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