HOME |国連「プラスチック条約(仮称)」の第2回政府間交渉委員会(INC)、加盟国の拒否権行使をめぐり紛糾。サウジ等の石油生産国や中国、インド等が反発。条約締結までに再調整へ(RIEF) |
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  世界の海洋等に広がるプラスチック廃棄物汚染を阻止するための国際的枠組み「プラスチック条約(仮称)」を目指す第2回政府間交渉委員会(INC)がパリで29日から始まった。だが、加盟各国への拒否権付与をめぐり、2日目の協議で紛糾した。気候変動枠組条約(UNFCCC)では、条約加盟国すべてに拒否権を認めるが、その結果、特定の国の拒否権行使の動きが全体の議論を止めるケースが少なくない。そこで、昨年11月後半の第1回INC会議では、加盟国の3分の2の多数決合意とする方針で合意した。だが、プラ原料の石油生産国のサウジアラビアや、中国、インド、ロシア等の新興国グループの反対で議論は振り出しに戻ったようだ。

 

 (写真は、パリでの協議の2日目の様子=Climate Ho……

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