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スズキ:インドの子会社、当面は閉鎖 暴動事件で会長会見(毎日)

2012-07-22 16:39:22

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【ニューデリー杉尾直哉】スズキのインド子会社、マルチ・スズキのマネサール工場(インド北部ハリヤナ州)で起きた暴動で、マルチ・スズキは21日、同工場を当面閉鎖することを明らかにした。同社のバルガバ会長がニューデリーの本社で記者会見し、「原因が究明され、社員と工場の安全が確保できるまで再開できない」と述べた。操業停止が長期化すれば、スズキの業績への影響も懸念される。

 インドは、スズキにとって連結経常利益の約3割を稼ぐ重要な生産拠点。マルチ・スズキは同国の自動車最大手で、マネサール工場の生産能力は年約60万台と同社の能力の約4割を占めている。

 18日の暴動ではインド人幹部1人が焼死し、96人が負傷して入院。生産設備も一部が被害を受けた。また、組合幹部ら約100人が捜査当局に逮捕された。会見に同席した中西真三社長は「これは労働問題ではなく、犯罪だ」と批判した。同工場では昨年、組合設置などを巡る問題からストで断続的に生産が停止していたが、中西社長は「すべての課題は協議で解決済みだった」と述べた。

http://mainichi.jp/select/news/20120722k0000m020056000c.html