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インドの原発でまた被ばく事故 点検中、被害計42人に(各紙)

2012-07-25 08:34:46

各紙の報道によると、インド原子力公社は、インド西部ラジャスタン州ラワトバタの原発で7月中旬、原発事故が起きたと発表した。点検作業中に放射性物質がポンプから漏れ出し、作業員4人が被ばくしたという。ラワトバタの原発は6月にも定期点検中に被ばく事故が起きている。このため周辺住民らの懸念が深まっている。

 6月の事故では当初、作業員2人が放射性物質トリチウムを大量に吸い被ばくしたとされたところが、地元メディアの取材に対し、公社は被ばく者が38人に増えたことも認めた。いずれも軽傷で、入院などはしていないという。現在、インドでは原発が20基稼働している。東京電力福島第1原発事故後、各地で反原発運動が起きており、今回の相次ぐ事故の発生で、住民の反発はさらに強まりそうだ。