世界経済フォーラム（WEF）は2024年の「グローバルリスクレポート（GRR2024）」を公表した。企業、学者、行政、国際機関、市民社会等の専門家約1500人を対象にした調査に基づく。回答者全体の３分の2が「異常気象」を、2024年に世界規模で重大な危機をもたらす最大のグローバルリスクとして認めた。今後2年の短期リスクでは、今年初登場した「偽情報・誤情報」が「異常気象」をわずかに抜いて1位に。今後10年の長期リスクでは、「異常気象」のほか、「地球システムの重大な変化」「自然資源不足」「生物多様性の損失と、エコシステムの崩壊」の4環境リスクが上位を独占。気候・地球に迫る環境リスクへの懸念が引き続き、国際的に重視されていることが浮き彫りになった。

 

　WEFのGRRは、今年は、グローバルリ……

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