HOME5. 政策関連 |EU欧州委員会。自然関連リスクが金融に及ぼす影響を評価するフレームワーク公表。気候リスクと同様に「物理的リスク」「移行リスク」を整理、「ダブルマテリアリティ」の視点(RIEF) |
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  EUの欧州委員会は生物多様性の損失と自然資本の劣化が金融に及ぼす潜在的な影響を、測定・評価するフレームワークを公表した。フレームワークは、土地利用や気候変動等の「リスクドライバー」と、物理的、移行の「リスクタイプ」、それらが金融リスクに及ぼす「伝達経路」、影響を受ける「金融リスク」の4要素で構成、自然リスクが金融機関に及ぼす影響に加え、金融機関の活動が自然・生物多様性に及ぼす影響も踏まえる「ダブルマテリアリティ(二重の重要性)」の視点を示した。ただ、自然リスクの現状の評価ツールは十分でなく、金融リスクへの変換にはデータギャップがある等として、段階的な取り組みを求めている。

 

 EUは欧州グリーン・ディール(EGD)の柱のひとつに、自然資本の保全・強化の優先を掲げる。特に、サステナブルフ……

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