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空気中の蒸気から飲料水 フリーダム、1時間に最大100リットル (各紙)

2012-08-14 07:39:57

各紙の報道によると、省エネルギー製品を研究開発するフリーダム(横浜市)は、空気中の水蒸気から飲料水を作る装置を開発した。1リットルの水を作るのに必要な電気料金は3~4円で、1時間に最大100リットルの飲料水を作ることに成功した。自治体の災害時の備蓄や水資源が乏しい発展途上国などでの需要を見込む。


 同社が開発した装置「ミラクルウオーター」は、セ氏4度に冷やした冷媒にファンで強い風を当てて空気中の水蒸気を結露させ、水を作る。冷たい飲料の入ったコップの外側に水滴が発生する原理と同じという。




 この水を紫外線(UV)で殺菌したり、海水の淡水化に使う「逆浸透(RO)膜」など複数のフィルターでろ過したりして真水を作る。そのままでは飲料水として適さないためミネラル成分を加える。




 同社は特許実用化支援のメリサージュ(横浜市)などと組んで、1時間当たり1リットル生産できる小型装置と、30リットル生産できる大型装置を開発した。同装置は湿度35%以上の場所で使用する。