HOME12.その他 |福島原発放射能漏れ 受刑者の賠償請求が倍増 賠償額は1500万円(各紙) |

福島原発放射能漏れ 受刑者の賠償請求が倍増 賠償額は1500万円(各紙)

2012-08-21 23:30:07

福島刑務所内の作業所
 

福島刑務所内の作業所


各紙の報道によると、東京電力福島第1原発事故を受け、福島刑務所(福島市)に収容されている受刑者からの住民賠償請求が1カ月間で倍増していたことが21日明らかになった。受刑者186人が請求。一律8万円が賠償されるため、賠償額は1488万円に上る見込みだ。

 同刑務所によると、所内で閲覧できる新聞などで賠償の情報を知った一部の受刑者が今年3月から賠償を請求し始めた。刑務所内で口コミで広がり、4カ月間で約80人が請求。7月上旬、そのことが新聞で報じられた後は、さらに請求者が急増し、この1カ月余りで請求件数は2倍になったという。

 受刑者への賠償金には一部に税金が充てられることから、住民と同列に扱うことに議論がある。賠償対象の全受刑者が請求した場合、賠償額は約1億3600万円に上る。