HOME |ガスプロムとグリーンピース、1-0 」(The Voice of Russia) 北極海での石油開発阻止行動 ロシア側は「勝利」宣言 |

ガスプロムとグリーンピース、1-0 」(The Voice of Russia) 北極海での石油開発阻止行動 ロシア側は「勝利」宣言

2012-08-29 15:52:02

ガスプロムの開発船に講義の垂れ幕を貼りつけたグリーンピースの活動家たち
 5日にわたり続いた「ガスプロム」と「グリーンピース」の抗争は、環境保護団体の敗北で幕を閉じた。船員を乗せた「アンナ・アフマートワ」号は、環境保護団体を退け、石油プラットフォームに係留した。環境団体は撤退を決め、抗議活動の中止を宣言したが、降参する意向はなく、北極をめぐる闘争を続けるつもりだ。

ガスプロムの開発船に講義の垂れ幕を貼りつけたグリーンピースの活動家たち





   活動家自身の記述から判断すると、抗争の最終日は冷酷な海上戦闘を思わせるものだった。8ヶ国からの10人の環境活動家を乗せたボートは、明け方、石油プラットフォームへの係留を阻止するべく、「アンナ・アフマートワ」号の航路を妨害したと、グリーンピースのウェブサイトに伝えられている。ホースから冷水を間断なく浴びせられる中、活動家らはボートの1つを「アンナ・アフマートワ」号の係留索につなぎとめた。しかし水夫らは諦めず、「敵船」に向って前進し、ボートを転覆させた。結果、活動家らは冷水にまみれた。

   環境保護団体は敗北を認め、抗議活動の終了を宣言した。その際、北極の自然を守るための闘争は続けていくと約束した。一方ガスプロムは、自社のブログで、抗議活動の終了宣言にも関らず、環境保護団体は依然としてプラットフォームの周辺海域に留まり、作業の安全を脅かそうしていると伝えた。

   5日間の抗争の間、活動家らは抗議の印として「プリラズロムノエ」石油プラットフォームを占拠し、ようやく解放したのは重たい鋼鉄の飛行体が接近したのを認めたときのことだったことを、銘記する必要がある。しかも、出航を阻止すべく、「アンナ・アフマートワ」号にボートをつなぎとめたということを。

http://japanese.ruvr.ru/2012_08_29/gasupuromu-guriinpiisu/