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原発北西で高放射線量=福島県が、分布マップを公表(JIJI)

2011-05-04 22:59:41

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福島県は2日、県内1865カ所で放射線量を調査したデータを基に、放射線の分布状況を地図上に示した放射線量マップを初めて作製し、公表した。福島第1原発から北西方向に濃度の高い地域が広がっている。県は近くホームページに掲載する。
 県は4月12~16日と29日に各地で測定した数値を基に、1時間当たりの放射線量を推定。県内を4キロ四方に区切り、濃度別に色分けして地図に示した。原発の北西方向に当たる南相馬市と浪江町、葛尾村の境界付近で、最も高い放射線量を観測した。
 また、高校の校庭や公園など859施設の実測値を示したマップも公表した。福島市内の3高校で同15~17日にかけ、毎時3.8~4.2マイクロシーベルトの放射線量を計測したが、22日に再調査したところ、0.7~1.0マイクロシーベルト減少していた。県災害対策本部の荒竹宏之事務局次長は「今後も緩やかに下がっていくだろう」と説明した。