一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

各紙の報道によると、自民党の石原伸晃幹事長（５５）は１３日テレビに出演し、原発問題について「安全が確認された原発は再稼働させるべき」と述べた。民主党がまとめた「２０３０年代に原発ゼロ」の提言には「激変はいけない。民主党は非常に無責任」と批判した。

　石原氏の発言は、政府が原子力規制委員会を１９日に発足させることを念頭に置いたもので、原発再稼働の手順については「規制委が安全性を判断したうえで、（原発立地）地域にお願いするプロセスをたどるべき」と語った。ただ、東京電力福島第１原発事故で発生した汚染土壌の保管先問題で、「保管するのは『福島原発第１サティアン』しかない」と述べた。「サティアン」とは、オウム真理教の教団関連施設の呼称で、原発とオウム問題を同列に扱う発言として、配慮を欠くとの指摘も出そうだ。