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中国の新聞記事改ざん問題 新聞社の「否定声明」に記者ら一斉抗議(時事) 日本のメディアは改革派記者たちを支援・支持すべき

2013-01-07 11:09:57

China64778
【北京時事】調査報道で知られる改革志向の中国週刊紙・南方週末(広東省)の記事が同省共産党委員会宣伝部の指示で大幅に改ざんされた問題で、同紙は6日夜、ミニブ

改革を進める「憲政の夢」は、習近平(シーチンピン)総書記が訴える「中華民族の偉大な復興の夢」に書き換えられた
改革を進める「憲政の夢」は、習近平(シーチンピン)総書記が訴える「中華民族の偉大な復興の夢」に書き換えられた


ログ「微博」(中国版ツイッター)に、書き換えを否定する声明を出した。これに対し同紙を中心に国内の記者らは、宣伝部の圧力による「偽声明」と一斉に反発。ストライキも辞さない異例の事態に発展している。
改ざんされたのは3日発行の新年特別号に掲載される予定だった原稿。憲法に基づく政治や自由・民主の必要を訴えた評論だったが、最終的に紙面化された文章では憲政・民主などの言葉は消え、大幅に書き換えられた。
同紙関係者によると、書き換えは省党委宣伝部長の指示で2日、編集者・記者が休暇を取っている隙に行われた。これに対して南方週末の元記者・編集者約50人がネット上で宣伝部長の引責辞任などを要求する公開書簡を発表。当局と記者との対立が激化していた。

 

◆                ◇             ◆

中国広東省当局によって書き換えられた3日付の中国紙、南方週末の記事【1月4日 共同】http://www.47news.jp/CN/201301/CN2013010401001257.html
共産党一党支配の中国において報道の自由を求めることは、はかない夢にも思われますが、当局の頑な対応に対する激しい反発が存在することに、わずかな期待を感じます)


【「憲政の夢」を「中華民族の偉大な復興の夢」に書き換え
事実上の共産党一党支配の中国に欧米的な“報道の自由”が存在しないことは周知のところですが、改革を求める論調で知られる週刊紙が新年号で掲載する予定だった記事が広東省共産党委員会宣伝部によって大幅に改ざんされた問題で、同紙の元記者・編集者がインターネット上で公開書簡を発表し、同宣伝部長に引責辞任と公開謝罪を要求し、波紋が広がっています。
社会主義体制の中国でメディア関係者が公然と宣伝担当幹部の辞任を求めるのは極めて異例のことです。