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福島産の「コマツナ」でセシウム基準値超 資材の不適切管理が原因(各紙)

2013-01-12 21:03:32

コマツナ。やわらかくておいしいんだけどね
コマツナ。やわらかくておいしいんだけどね
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各紙の報道によると、福島県は11日、県下郡山市の農家が露地栽培したコマツナから食品基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る放射性セシウムを検出したと発表した。検出量は1キロ当たり150ベクレルと、基準値を5割上回っていた。葉物野菜で基準値を超えたのは、昨年4月に福島市のホウレンソウから検出されて以来。
福島県の発表によると、基準超の放射性セシウムが検出されたのは、コマツナにかけていた農業用の資材シートが放射性セシウムを含んでいたためとみられる。このため県は「今回の事態は、資材の不適切な管理による特異な事例」だとし、この農家だけにコマツナの出荷自粛を要請した。ただ、農地や住宅の除染が済んでも、資材や家財、環境回りの汚染が残る限り、こうした問題が今後発生するリスクは残っているといえる。



基準値を超えたセシウムが検出されたコマツナが栽培された畝からは、昨年12月29日から今月9日までの間、同市の2か所の農産物直売所で合計433袋が出荷されたという。実際の販売数などは不明。誰が食べたかも不明。県は11日、両直売所にコマツナの自主回収を要請した。