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福岡大牟田の太陽光パネルメーカー 破産手続きへ(各紙) 欧州向け低迷が原因

2013-02-05 18:48:14

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yocasorlogo各紙の報道によると、福岡県大牟田市の太陽光パネルメーカー、YOCASOL(ヨカソル)は5日、民事再生法による再生手続きを断念し、破産手続きに移行すると明らかにした。再生のためのスポンサーの選定が暗礁に乗り上げ、再生計画案の策定ができなかった。負債総額は約24億6000万円。

 4日に東京地裁から再生手続き廃止決定を受けたことで確定的となった。

民間信用調査会社の帝国データバンクなどの情報によると、同社は07年、中国企業に買収されて閉鎖することになった旧MSK(現サンテックパワージャパン)福岡工場の設備を、従業員が事業買収する形で設立された。

その後、主力市場だった欧州の景気減速による需要減退の影響や競争激化もあって業績が悪化。わが国での固定価格買取制度の導入で市場回復への期待はあったが、競争激化で商機を十分つかみきれなかった。昨年11月には民事再生法の適用を申請し、その後、家電量販最大手のヤマダ電機などが支援候補先として取りざたされていたが、最終的な決定までに至らなかった。