一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

各紙の報道によると、政府は５日、食品の安全性や品質を分かりやすく表示するため、三つの法律が別々に規定している基準を一元化する新たな「食品表示法案」を閣議決定した。安全性に関わる表示基準に違反する食品を扱い、国の回収命令などに従わない法人には３億円以下の罰金を科するなど、罰則も強化した。

食品の包装に記載される表示は、現在、食品衛生法、日本農林規格（ＪＡＳ）法、健康増進法の三法にそれぞれ規定がある。しかし用語が法律ごとに異なったり、項目が多かったりして分かりにくいとの指摘があった。このため、消費者庁が三法の食品表示に関する部分の整理・統合を検討してきた。同時に違反に対する罰則についても共通化するとともに、罰金額を引き上げた。