HOME |経営に「自然資本」-環境対策で企業価値向上、産学官が研究会発足(日刊工業) |

経営に「自然資本」-環境対策で企業価値向上、産学官が研究会発足(日刊工業)

2013-05-13 23:54:11

京大で開いた自然資本のシンポジウム
京大で開いた自然資本のシンポジウム
京大で開いた自然資本のシンポジウム

水や大気、森林、生物といった自然資本(ナチュラル・キャピタル)の価値を定量的に評価し、経営の視点で捉えて活用しようという動きが出てきた。その一つとして、京都大学大学院経済学研究科を中心に産学官の関係者が集まり「自然資本経営研究会」が発足した。具体的な活動内容は今後固める予定だが、日本型の自然資本の取り組みを検討し、世界に発信する方針だ。


「世界では国や企業の意思決定に自然資本の価値を組み入れようとする動きがある。日本も大いに対応すべきだ」。京都大学で4月に開かれたシンポジウムで、資源・環境ジャーナリストの谷口正次氏は、世界の自然資本に対する動向を紹介し、自然に恵まれた日本から自然資本経営を発信することに期待を寄せた。

 自然資本を評価しようという動きは、世界でも少しずつ表れてきた。世界銀行は自然資本の価値を50カ国が国家会計に、50社が企業会計に入れることを目指すプロジェクトの推進を打ち出した。


http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0520130513abaa.html