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大阪府市長会長らが松井知事に抗議 オスプレイ発言めぐり(各紙)

2013-06-11 19:47:15

住宅密集地にある大阪・八尾空港
住宅密集地にある大阪・八尾空港
住宅密集地にある大阪・八尾空港


各紙の報道によると、日本維新の会の共同代表、橋下徹大阪市長、さらに幹事長の松井一郎大阪府知事が、そろって米軍普天間飛行場に配備されている垂直離着陸輸送機MV22(オスプレイ)の一部訓練を、大阪府の八尾空港で受け入れる提案したが、これに関連して、大阪府市長会会長の森山一正摂津市長ら府内4市町長は11日、府庁を訪れ、「松井府知事の発言は、府民の気持ちを考えると重みに欠ける言動だ」と抗議した。

 市長らの応対に対しては、訪米中の松井氏に代わって小西禎一副知事が応対した。森山氏は「府民にとっては(松井氏は)365日24時間、知事だ。パフォーマンスでものを言わないでほしい」と苦言を呈した。

 松井知事、橋下大阪市長の発言はともに、現地の八尾市長に対しても相談もなく、発言された。慰安婦問題での橋下氏の発言騒動の矛先を変えるかのような突然の発言で、与党自民党などにも訝る向きが少なくない。日本の政治家のレベルの低さを象徴するような“問題のすり替え発言”との指摘も出ている。

また八尾空港自体、小型機専用空港で、滑走路の離着陸時の搭載重量は5.7トン未満という制限がある。これに対してオスプレイは自重だけで16トンもあり、空港を大改装しないと、離着陸はできない。このため、橋下・松井発言は、「どうせ出来ない」ことを承知のうえでの、パフォーマンスとの指摘があり、この日の府内市町長の批判につながっている。

 

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